まこちゃの、考える映画ブログ

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2016年の映画を振り返る「ブラック・スキャンダル」薄毛のジョニー・デップはひどい奴の巻

ブラック・スキャンダル

劇場公開日 2016年1月30日

トーリー
1975年、サウスボストンでアメリカの正義の根幹を揺るがす史上最悪の汚職事件が起きた。
マフィア浄化に取り組むFBI捜査官のコノリー(ジョエル・エドガートン)は、イタリア系マフィアと抗争を繰り広げるギャングのボス、バルジャー(ジョニー・デップ)に敵の情報を売るよう話を持ちかける。FBIと密約を交わし、情報屋の立場を悪用して敵対する組織を壊滅に追いやるバルジャー。出世欲の強いコノリーと名声を望む政治家のビリー(ベネディクト・カンバーバッチ)もまた、彼と手を組み権力の座を駆け上がっていく――。そう彼らは同じ街で育った幼馴染だったのだ。悪の象徴であるバルジャーにより徐々に取り込まれていくFBI、思惑とは別に欲望の歯車が狂い始める――。
やがて地元紙のスクープで彼らの悪事が明らかになった時、彼らに訪れる衝撃の結末とは。ギャング、FBI、政治家が手を組んだ、アメリカ史上最悪の汚職事件=スキャンダルがいま暴かれる!

実在の事件の映像化!
映画は、実在の犯罪王ジェームズ・"ホワイティ"・バルジャーを映画化した。
バルジャーは、あらゆる犯罪に手を染めた、アメリカ史上最も冷酷残忍なギャングスター。
ウサマ・ビン・ラディンに次ぐFBI最重要指名手配犯として、200万ドル(約2億4000万円)もの懸賞金を掛けられた。

ジョニー・デップがとにかく怖い!
犯罪王ジェームズ・"ホワイティ"・バルジャーを演じるのは「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどで人気のジョニー・デップ
ジョニーは役づくりのために、バルジャーのかつての仲間たちと面会するなどして徹底的にリサーチを行った上、薄毛のカツラとカラーコンタクト、数時間かけたメイクで実際のバルジャーを表現。
劇中での存在感は半端なく、食事中のシーンで、料理に使っている秘伝のソースを誇らしげに自慢する男に対し、何も語らないバルジャーは、観ているこちらが威圧を感じて胃が痛くなってきたほどだ!
正直、バルジャーも劇中で描かれている事件も、日本では馴染みが無い為、下手をすると「へぇ、こんな事あったんだ」的な感想で終わりそうだが、作品中のバルジャーの恐ろしさで、全てのシーンに緊張感が充満し、見応えのある作品に仕上がっている!


薄毛のカツラとジョニー・デップと言えば…
ひとつ間違えれば笑いを誘っただけで終わっていたジョニー・デップの薄毛カツラメイク。
ブラック・スキャンダル」では、バルジャーを演じるのに大成功したと言える。
ただ、前にもこんなのやってたなぁって、思い返してみると…この映画に辿り着いた。

ラスベガスをやっつけろ
1998年

ジャーナリストと弁護士が、ドラッグと薬でトリップ状態になり、ラスベガスでさまざまな騒動を起こすコメディ!
監督にテリー・ギリアム、共演にベニチオ・デル・トロと通好みの映画に仕上がっていたけど、地上波では放送できない(だろう)酷い内容に仕上がっている。(いい意味で!)
ジョニーは、2005年に拳銃自殺した実在のジャーナリスト、ハンターS・トンプソンをモデルにした、ドラッグに溺れたジャーナリスト、デュークを演じ、映画中盤でハゲ頭を披露。
このデュークも、なかなか酷い男だった。(いい意味で)
個人的には「ジョニー・デップWithハゲ頭」は「酷い奴」の法則が浮上し、次のハゲ頭が非常に気になる所である。

でも、世界的に愛されている、ジャック・スパロウもそうとう酷いよねって、ふと思いました。